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うつを生きる 精神科医と患者の対話

うつを生きる 精神科医と患者の対話

内田 舞
浜田 宏一

 文春新書

アベノミクスのブレーンとハーバード医学部准教授が語る
挫折、焦燥感、息子の自死、死の衝動。

人生に悩む全ての人のための処方箋。

アベノミクスのブレーンとして知られる経済学者の浜田宏一氏。その活躍の裏側で長らく躁うつ病に苦しんできた。さらに回復の途上、実の息子を自死で亡くす。人生とは何か。ともにアメリカで活躍する小児精神科医の内田舞氏を聞き手に波乱に満ちた半生を語る。

・うつ病になると知的能力は下がるのか?
・うつ病を引き起こすのは遺伝的要因か環境要因か?
・うつ状態と躁状態のメカニズムの違いとは?
・うつ病=サクセス・シンドローム?インポスター症候群とは何か?
・アメリカと日本の精神医学、メンタルヘルスへの向き合い方の違いとは?
・経済政策と精神医学の類似点とは?

◎目次
第1章 心の病を語る アメリカと日本の狭間で
第2章 希死念慮を語る
第3章 入院生活を語る アメリカのもう一つの顔
第4章 躁うつ病と治療
第5章 子どもを喪うということ Crying For Kotaro
第6章 回復への道
第7章 日本とアメリカ 人生という旅路

◎著者プロフィール
内田舞(うちだ・まい)
小児精神科医、ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長、3児の母。2007年北海道大学医学部卒、2011年イェール大学精神科研修修了、2013年ハーバード大学・マサチューセッツ総合病院小児精神科研修修了。日本の医学部卒業者として史上最年少の米国臨床医。著書に『ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る 』(文春新書)、『REAPPRAISAL 最先端脳科学が導く不安や恐怖を和らげる方法』(実業之日本社)、『まいにちメンタル危機の処方箋』(大和書房)。

浜田宏一(はまだ・こういち)
1936年生まれ。アベノミクスのブレーン。元内閣官房参与、イェール大学タンテックス名誉教授、東京大学名誉教授。専攻は国際金融論、ゲーム理論。主な著作に『金融政策と銀行行動』(共著、東洋経済新報社)、『国際金融の政治経済学』(創文社)、『エール大学の書斎から』(NTT出版)、『アメリカは日本経済の復活を知っている』『21世紀の経済政策』(ともに講談社)。