2023年4月26日(水)19時より、文藝春秋社の主催するオンライン番組、「分断を生むのは資本主義か、正義の暴走か」に東京大学大学院准教授の斎藤幸平さんと出演いたします。
番組の詳細、配信はこちらの文藝春秋社のサイトをご覧ください。
以下、文芸春秋社のサイトからの引用です。
番組概要
番組名:分断を生むのは資本主義か、正義の暴走か
出演:斎藤幸平、内田舞
日時:4月26日(水)19時〜20時30分 完全オンライン番組です
※視聴するには、「文藝春秋 電子版」の会員になる必要があります
アーカイブ配信:当日リアルタイムでご覧になれない方も、アーカイブ動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、アーカイブ動画は生配信終了後、一両日中に公開します)。
未来の分断を超えるために
文藝春秋 電子版は、4月26日(水)19時より、東京大学大学院准教授の斎藤幸平さんと小児精神科医の内田舞さんによるオンライン番組「分断を生むのは資本主義か、正義の暴走か」を配信します。
今年4月20日、小児精神科医でハーバード大学准教授でもある内田舞さんによる新刊『ソーシャルジャスティス』(文春新書)が刊行されました。「炎上を鎮める6つのキーワード」「ベトナム帰還兵との対話」「アジア人差別とハリウッド」「子どものメンタルヘルスのための脳科学」など、社会の“分断”への処方箋が綴られています。
斎藤幸平さんはかねてより「新自由主義という名の市場原理主義」が世界を席捲したことによる格差の拡大を問題視されてきました。新刊『ゼロからの「資本論」』では、現代は「パンデミック、戦争、気候危機などの慢性的緊急事態の時代」とされ、ファシズムや全体主義の再来に警鐘が鳴らされています。
内田さんは人種間における医療格差や性別間における賃金格差の問題を同書で扱っています。また、キャンセルカルチャーの過熱にも触れ、「再評価」の重要性を説いています。
お二人はともに「日経テレ東大学」への出演経験があり、配信をもとにした書籍『天才たちの未来予測図』でも共著者として名を連ねています。ネット炎上、人種差別、男女間の格差、日米の政治状況の違いまで――お二人の対談、ぜひご覧ください。
斎藤 幸平(さいとう・こうへい)プロフィール
1987年生まれ。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』)によって、ドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。編著に『未来への大分岐』など。近著に『ゼロからの「資本論」』『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』がある。